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鑑賞046「奏」(TB150まで)








草笛で奏でるドボルザークかな(そういうとこが鼻につくのだ)
  市川周
へへへ。
この方の歌、どれも読むたびにニヤリとしてしまうんですよね~。
カッコつけてないとこがすごく好き。

すべての歌詠みよ、シニカルであれ!

…とまではもちろん言わないですけど、でもどんな芸術表現でも
自分で作った世界に耽溺してしまわない姿勢は絶対に必要だと思うのです。
土手に寝転んでね、草笛で曲を奏でるノスタルジックな情景。
下句では「二度と戻らぬあの遠き日々」なんてやってしまいがちですけど、
まあ冷静に見たらキザ以外のなにものでもないよね、という。

詠むときは真っ直ぐ、熱く、でもいいけれど、推敲は一歩引いた位置で世界を眺める。
自分で詠んだ歌はどうしても良く見えがちだから、とても難しいんですよね。
私も見目の良い歌ばかり詠もうとしちゃってます、はい。



」の秀歌たち。


遠野アリス
 美しく奏でることは魂を小さく削っていくことみたいだ

船坂圭之介
 透析の終了告ぐる名曲も日々聴けばただ(うるさ)き演奏

新井蜜
 演奏は完璧であり我々は息つめたまま曲譜を追つた

富田林薫
 奏でようと低音部から湖底まで沈んでゆくの鉛のペダル

酒井景二朗
 春淺き頃はやうやう芽立ちたる木々の奏づる音を聽きをり

ひじり純子
 演奏が今まさにこのタクトから始まるごとく堰きとめられて

壬生キヨム
 マラカスでどう悲しみを奏でるの? 割ったら飛び出る星くずは痛い

鳥羽省三
 奏鳴は寂として果つ午後八時サントリーホールしはぶきの満つ


(敬称略)

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カミソリーフ
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