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鑑賞057「ライバル」

とても難しかったですね、このお題…
この四文字が入ってると、少年ジャンプ的ベタさに堕してしまう。
ベタをベタとして面白く詠めれば、活路はあるか・・・
などなど考えていたら、








いつだつてライバル贔屓はねられた頸を繕ひませうか、入鹿
  萱野芙蓉
この視野の広い詠みっぷり。やられました。
文芸の一ジャンルとしての短歌は、可能性が本当にたくさんあって、
いつも身辺に取材するだけじゃ、自らの詩世界は大きくなって行かない。
歴史に目を向けるとこんな風にも詠えるのかー。
身近にライバルを想定してフィクショナルに詠うと出てきちゃう、
漫画っぽさがここではユーモラスな味として昇華されてる。
暗殺された古の権力者に、親しげにかつ、ちょっと上から目線で(笑)
語りかけてるのがすごくいいです。



ライバル」の秀歌たち。


行方祐美
 ライバルのゐぬなか空にゆれてをり木蓮ふはりとわが芯であれ

晴流奏
 ライバルは虫が好かねえ野郎だが誰かにとって最愛の人

平野十南
 たきかわのわれてもすえにこの人がライバルなのだわれはこんなだ

揚巻
 ライバルはいらなかったよ少女期をすぎてやらかい影ふみ遊び

飯田和馬
 友達もライバルもない。僕は猫。みんなは犬で僕だけが猫

なぎ
 ライバルはかめむしだった 彼よりは嫌われないでいたい教室


(敬称略)

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カミソリーフ
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