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鑑賞008「下手」(TB 168まで)








すみやかに釘引き抜かれ王族は静かに斃れるのが下手なもの
  揚巻

様々な「下手」の中(多くは生活上の下手でしたね)、
もっともスケールの大きな下手をテーマに据えた一首です。
王族といいますと、中世あたりがパッとイメージされますが、
アラブ世界をはじめとした、昨今の世界事情を詠まれたのでしょう。

このような普遍的な広さを持った歌って、今はあまり詠まれないのではないかなぁ。
私自身、いつも自分に引き寄せて詠うことばかり考えている気がします。
世界のかたちをさりげなく詠むのも、歌人の目指すひとつの姿ではないでしょうか。

我が国も大きく動いています。権力者たちの行く末やいかに。



下手」の秀歌たち。

浅草大将
 誰が為の春にさくらの花の下手づから酌めば酒の苦しも

飯田彩乃
 今世紀生まれの曲を弾いている息継ぎが下手な君のピアニカ

水風抱月
 上手より来たりし役者ひとが下手へと掃けてゆく間の人生ひとつ

史之春風
 下手は下手なりのやさしさ きぬさやのすじを取るよなファスナーの音

(敬称略)

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カミソリーフ
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