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鑑賞010「駆」(TB 166まで)




駆歩のやうに部屋から部屋を飛び抜ける男の子がわが家を育ててをりぬ
   行方祐美


校庭につかのまの雪とけてゆく駆けるこどもの足跡つれて
   紗都子


 〈武州春雪〉
ゆくりなく春の雪ふる武蔵むさしは犬よりさきにわらべ駆けづる
   芳立


」から、駆ける子供を詠んだ三首。
いずれの歌も、明確にイメージがよみがえる秀歌と思います。
詠われているのは平凡な日常風景ですが、対象をどのような視点で捉えるかという点において、
それぞれ歌人としての工夫がなされていて、ああまさに短歌であるなぁ、という感動があります。

一首目は、子が家を育てるという逆転の視点、
二首目は、不在を詠うことで存在を表し、
三首目は、順序を示すだけで、よりはしゃぎ回る子の姿が見えてくる。

短歌上の工夫だけでなく「飛び抜ける」「つれて」「駆けづる」など、
ことばの使い方も考えられた、歌のお手本にしたい三首でした。



」の秀歌たち。

紫苑
 疾駆する馬ともまがふ朝焼けの雲は不穏を乗せて向かひ来

佐田やよい
 突風のごと町中を駆け巡り海は海の場所へと還る

(敬称略)

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ゆくりなく

お取りくださってありがとうございます。
私が導入をあきらめた「涅槃」をお使いなんですね (^^)

Re: ゆくりなく

芳立さん、はじめまして。
縦書きの方法って、涅槃以外にもあるんですね。
短歌や俳句をネットで親しまれる方も多いですし、
縦書きする方が増えるといいな、と思っています。

素晴らしいお歌をありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
カミソリーフ
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お気軽にコメント下さい。
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理阿弥(りあみ)



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 歌歴:08年より。
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