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鑑賞032「町」(TB169まで)








黒毛和牛一頭曳きて首を垂れ孟夏の町を戮されに行く
  鳥羽省三
手をかけて育てた牛を、処分されるためだけに連れてゆく。
汚染を叫ばれながら牛は、処分されるために曳かれて歩く。

項垂れるのは牛も人も。
戮されるのは牛も人も。



」の秀歌たち。


tafots
 明け方の有楽町の地下道を二体の腐肉になって漂う

飯田彩乃
 夕暮れも心細さのしまうまも皆あの町にくるんで捨てた

横雲
 連れ立ちて寺町を行く春の宵憾みの裾を翻す風

千束
 「嘘をつく人ほど影が濃くなるよ」ささやきに足を止めた町角

新井蜜
 我が町に住む三人の叔母達が夜中に集ひ煮るあづき粥

湯山昌樹
 少しずつ人減りてゆくわが町の夜を走ればシャッターの鳴る

富田林薫
 こんなにもさびれた町のすみっこに赤いポストが笑顔のようだ

ウクレレ
 きみの住む町の名前がカーナビに表示されれば揺れる菜の花

久哲
 それぞれの町の燕尾をくちびるにふくめばあふれ出す『れあめたる』

中村成志
 向町西町分けし路地端にヒメツルソバのうすきひろごり


(敬称略)

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カミソリーフ
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理阿弥(りあみ)



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 歌歴:08年より。
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