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鑑賞036「暑」(TB171まで)








暑気払ひとて取り分くる梅ひとつ肌の青の玻璃皿に映ゆ
  紫苑

梅干しがお皿に乗っかってるよ、って歌です。
(赤い)梅と対置されたガラスの青さが涼やかですね。

この一首を採らせていただいたのは、このように五感を働かせた歌を詠むことが
我々はどうも少なくなってるんじゃないの、と思ったからです。
暑さを乗り切るための習慣としての梅干し。
それが置かれているだけの光景の、視覚的な鮮やかさ。
そこに生活がある。

私自身、自分の歌を読み返すと、そこにあるのは理屈や因果ばっかり。
PCの前に座って、脳内の小さな引き出しから出した言葉をこねくり回してるんですね。
みなさん、どうでしょう。
色合いや肌触りを歌にしてますか?
あるいは匂いとか?音とか?

一定のパターンに嵌った歌ばかり詠んでませんか?
特定の人間関係ばかり歌ってたりとか?

五感に訴える「」というお題だからこそ、
考える契機になるんじゃないでしょうか。



」の秀歌たち。


成瀬悠太
 友人が3人結婚した夏です 残暑お見舞い申し上げます

牛 隆佑
 少年は誰の胸にもある機能/残暑の中を走る 走るよ

こすぎ
 暑さから逃れられない なら 多分 哀しみは今 横にあるはず

由弥子
 暑さにも慣れし夕餉の浅漬けにみな決まりしことかと問ふてみる

市川周
 白熊の自首する列の長さかな(晴海通りはまだまだ残暑)

ネコノカナエ
 暑いねと声かけあってデモの中わたしがわたしたちへとつながる

きたぱらあさみ
 なぜだろう 今年も夏は暑いのにパピコを分けあう相手がいない

藤野唯
 言わされたような告白してしまいワンピースのなか今すごく暑い


(敬称略)

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カミソリーフ
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