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鑑賞038「抱」(TB167まで)








窓型の明かりの行路 抱卵を知らぬ種類の鳥として飛ぶ
  tafots
ことばを持ち、社会性を獲得して「抱く」ことに意味を与え、
そして孤独が生まれた。

獣は自分がどういった獣なのか知らず、
人は自分がどういった獣の中の、どういった個であるかを知ってしまう。

「抱く」には対象が必要であると思い、
人は膝を抱えながら独りであることを感じる。

自分を見つけてしまったら、ほんとうの寂しさが始まる。



」の秀歌たち。


西巻真
 ただに、遙野に、行きたしといふをさなごの(のみど)に抱かれゐるアデノイド

野州
 木に登る豚の心地かじゅうしちの春の夜に抱く肩の細さよ

湯山昌樹
 赤ん坊を抱えるごとく 新しきラケットケースを持つ子らのあり

南葦太
 雨を抱く 涙を拭う指だけがあり 拭うべき涙はなくて

久哲
 酔漢が電信柱抱く夜の周囲ではじまりつつある真夏

空音
 抱きしめてつむじの匂いを嗅いだけどそいつはだれにもバレないだろう

揚巻
 姉の抱く黒猫むしろつやめいて遺影のなかの現実となり


(敬称略)

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カミソリーフ
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理阿弥(りあみ)



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